TEAC AI-301DA-SP を導入した。
経緯
これまで Denon PMA-30 を使ってきてそれなりに満足していた。 次の点で不満があった。
- ヘッドフォン端子での音質が気に入らなかった。
- 音量が小さいこと。
- 音量を大きくしても、なぜか音質に納得できなかった。この音質への不満は客観的に言語化できない。
- MacとUSB接続ができない。
- やや厚みがある。
そのようなうっすらした不満を持ちつつ、TEAC AI-301DA-SPの存在を知った。 以下のようなことを好ましく思い興味を持った。
- 301DA-SPはレビューを読む限り、ヘッドフォン端子の音が良さそうだった。
- USB接続があり、Macに対応、DSDに対応している。Apple Music がLoss-Less対応を始めたことも、USB接続で聴きたいと気持ちを後押しした。
- 値段がPMA-30と近い。
不安な点としては、Bluetooth接続が良くないというレビューがあったことだ。
数ヶ月は PMA-30 で不便はないからいいだろうと我慢していた。 我慢できなくなり購入してしまった。
導入した感想
スピーカーからの音は申し分なし。 ヘッドフォン端子からの音も申し分なしだった。 今までPMA-30のヘッドフォン端子で音楽を聴くのをなんとなく避けていたが、AI-301DA-SPでは聴きそうだ。 心配していたBluetoothは、試した限り、特に不都合を感じなかった。
気になった点
音量が大きかた。音量つまみを20度も回せば、もう十分な音量になってしまう。 PMA-30では割と音量つまみをぐるぐる回さないと、十分な音量にならなかったが、その分、音量の微妙な調整ができてよかった。 AI-301DA-SPでは少しの回転でぐっと音量が上がってしまうので、音量の微妙な調整をする幅が狭いのがもどかしい。 リモコンによる音量の調節は、さらに難しくなる。 オーディオアンプの楽しみは音量つまみを回すことだ。 音量つまみを回した感が欲しい。135度くらい回して、±15度くらいで調整したい。 リモコンデザインに高級感がない。PMA-30のリモコンデザインは高級があったので、それと比べると見劣りしてしまう。 Hi-Res Audioを再生しているとき、どの規格、サンプリング周波数、ビット数が再生されているかを示すインジケーターが欲しかった。 LEDが青い。白の方が好みだった。
Hi-Res Audio
AI-301DA-SPは、Mac との USB 接続し Hi-Res Audio に対応している。
興味があったので、視聴用のファイル、flac 192kHz/24bitとDSF 2.8MHz/1bit の2種類を聴いてみた。
交響曲 第 92番 ト長調 Hob. I:92 ''オックスフォード'' : 3. Menuetto. Allegretto
エクストン サンプル セレクション 1
e-onkyo music
https://www.e-onkyo.com/music/album/octv00107/
違いが全くわからなかった。
多分、CD級の音質だったとしても、違いはわからなかっただろう。
思わず良かったところ
AI-301DA-SPの電源を切った状態から、電源を入れると、Macの音の出力先がAI-301DA-SPに自動的になるのは良かった。 いちいち出力先を切り替える必要があるだろうと思っていたが、Macの方で最後の出力先を覚えていてくれるようで、これは良かった。
そんな所です。