Zend Eclipse PDT をインストール
この記事は自分がLAMP開発環境を構築する目的で、 VirtualBox 仮想マシンの Ubuntu(32bit) に Zend Eclipse PDT をインストールした手順です。
前提
VirtualBoxでUbuntu Desktop 12.04 LTS(32bit)が実行できる仮想マシンが出来ているものとします。
その仮想マシンにapache2 と PHP がインストールされているものとします。
その仮想マシンに Zend Debugger がインストールされているものとします。
libswt-webkit-gtk-3-jni をインストール
Zend Eclipse PDT では libswt-webkit-gtk-3-jni がいるようなのでインストールします。
Terminal で次を実行します。
sudo apt-get install libswt-webkit-gtk-3-jni
インストールしないと Zend Eclipse PDT を起動したときに次のようなダイアログがでます。
Zend Eclipse PDT ダウンロード
こちらのサイトから
http://www.zend.com/community/pdt/downloads
Zend Eclipse PDT PDT 3.0.2 w/Eclipse Indigo (32 bit)
をダウンロードします。
ダウロードするにはユーザ登録が必要です。
Firefox が ダウンロード後、Archive Manager でファイルを開くか聞いてくるので、「OK」をクリックし、ダウンロードを開始します。
Zend Eclipse PDT を解凍する
ダウンロードが終わると Archive Manager が起動します。
これからダウンロードしたファイルを解凍します。
「Extract」ボタンを押して解凍します。
解凍先を指定するダイアログが開きます。
規定でログインユーザのホームディレクトリが表示されると思います。
そのまま「Extract」ボタンをクリックし、そこに解凍ます。
Zend Eclipse PDT を起動する
ダウンロードしたZend Eclipse PDT を起動してみましょう。
まずはホームフォルダを開きます。
続いてダウンロード、解凍した eclipse-php フォルダを開きます。
Hello, World を表示する
プロジェクトを作って、Hello, World! を表示してみましょう。
まずはプロジェクトを作成します。
画面上部のメニューから「File > New > PHP Project」をクリックします。
「Project name:」 に 「test1」と入力し、「Finish」をクリックします。
つづいてソースファイルを作成します。
eclipse-php の左上の「test1」のディレクトリのアイコンを右クリックし、
「PHP File」をクリックします。
「File Name」を「p1.php」として「Finish」をクリックします。
p1.php に次のコードを貼付け、保存します。
<?php echo "Hello, world!"; ?>
左側のツリーから「p1.php」を選択、右クリックし
「Debug As > 1 PHP Web Application」をクリックします。
ここで Debug 対象の URL が聞かれますが、
プロジェクトのディレクトリが apache2 が公開するディレクトリにまだ関連付けられていません。
一旦、このダイアログを開いたままにします。
「http://localhost/test1」で「~/eclipse-php/workspace/test1」が参照されるようにシンボリックリンクをはります。
Terminal を開いて、次のコマンドを実行します。
sudo ln -s ~/eclipse-php/workspace/test1 /var/www/test1
そして先ほどのダイアログに戻り、「OK」をクリックします。
パースペークティブの切り替えを確認してくるので、とりあえず「OK」します。
デバッグ実行が開始され、最初のステップで停止しました。
停止している実行を再開しましょう。
画面の上の方にある「Resume」ボタンをクリックします。
再開すると実行が終了しました。
画面上段の「Debug」タブをみると「<terminated>」になっています。
画面中段の eclipse埋め込みのブラウザを見ると「Hellow, world!」と出ています。
画面下段の「Browser Output」にも「Hellow, world!」と出ています。
手順は終了です。